お教室をされている方は、
色々な資格を取得して
色々な事を指導されていると
「何屋かわからない」状態になっている場合があります。
色々な事ができるのはいいのですが
なんでも屋さんになっていると
中途半端にいろいろできるから
他の人からみると
肝心の本業が中途半端に見えてしまう場合があるんですよね
そこで今日は参考になるお話しを・・・・
みなさんは『世阿弥』をご存知ですか?
600年ほど前に能を大成させた方です。
世阿弥は「離見の見」という言葉で、
客観的に俯瞰して
全体を見ることの大切さを説いています。
世阿弥は『花鏡』に、
演者は3つの視点を意識することが重要だと書いているんですね。
どういう事かというと
1つ目が「我見(がけん)」
役者自身の視点です。
2つ目が「離見(りけん)」
観客が客席から舞台を見る視点を指します。
3つ目が「離見の見(りけんのけん)」
これは役者が、観客の立場になって自分を見ること。
客観的に俯瞰して全体を見る力です。
ビジネスをする上で、この「離見の見」が大切です。
見込客の立場になって、自分を見ることが求められます。
「何屋かわからない」状態にならない為にも
みんなからどう見えているのかを見直してみる必要があるという事です。