さて、少々唐突ではありますが、あなたにとって
『ビジネス(仕事)」とはなんでしょうか?
この漠然とした問に、簡単に答えるのは難しいことであると思います。
でも、起業したいと考えている人、起業をスタートしている人は
自分なりに懐に落ちるところまで考えておくことが、非常に大切なんですよね。
明確にしておくことで あなたが仕事をする理由を明確にでき
SNS発信するときの自信に繋がってゆくからです。
参考までに、私なりの考えを書いてみたいと思います。
大きなくくりで考えると『仕事とはなにか?』の答えについて
私は”価値を生み出し提供すること”と考えています。
そして、『仕事として成立する事』は
この生み出した価値を、何かと交換することです。
では何で交換するのでしょう・・・・・一般的には【お金】ですよね。
ですから、”仕事”か”仕事でない”を区別するとき
一般的には お金のやり取りが ”あるか否か”を
基準にされることが多い訳です。
しかし、私は 『価値提供』は『お金だけで交換ではない』と考えています。
価値には様々な考え方があります。
あなたにとって「価値」があるものはなんでしょうか?
女性なら、ブランド物のバッグ、宝石類、洋服・・・が直ぐ思いつきます。
美味しい食べ物
素敵な家
マンション
外車
そういうものも思いつく人もいるでしょう。
現実的なものだけでなく
美しい景色
音楽
映画
お芝居、
エンターテイメント
楽しい時間
健康
安心、安全、
教育
そういうものにも価値があります。
本当に様々な「価値」がありますよね。
現実的に存在する物だけでなく それが無ければ
豊かな人生とはいえない無形のものにも価値があるわけです。
そう考えると、仕事=価値の生み出す行為は広範囲にわたりますね。
もし、「お金と交換できるものが仕事」だとすれば、
主婦業やママ業は仕事じゃないのか?ということになります。
「妻という仕事」に給料を払う「夫という雇い主」でしょうか。
それはあまりにも変ですよね
主婦業、ママ業で行う事は間違いなく価値のあるものです。
しかし、その主婦業、ママ業の価値は、お金では交換されていません。
そこで、私は価値の交換の方法は3種類あると考えています。
1つ目は お金
2つ目は 評価
3つ目は 喜び
主婦業・ママ業で考えてみましょう。
美味しい夕食を食卓に出しました。
家族は「美味しい~」と大喜びで食べてくれました。
家族の笑顔で食べる姿をみて、そして空になったお鍋をみてあなたは嬉しくなりました。
あなたが時間をかけて作って提供した夕食は
家族から”美味しい”という『評価』をもらい
あなたは 家族の食べている姿をみて 『喜び』を得たわけです。
小さな子供が 砂場で無心になって造形をつくるのも価値のある行為です。
でもお金にはなりません。
凄いね~と母に褒められ、達成感を感じる。
お金ではなく 『評価』と『喜び』を手にしています。
画家が書いた絵
職人が作った工芸品
時給では換算できません。
もちろん、プロですから無償という訳にはいきませんが
生み出した作品の評価や評判
生み出したという喜びがそこにあります。
金だけが対価ではない事が理解できるでしょう。
また、近江商人の考え方として「三方よし」という言葉があります。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」という考え方です。
商取引において当事者の売り手と買い手だけでなく、
その取引が社会全体の幸福に
つながらなければならないという意味の
経営理念に到達したとされています。
「世間よし」のとらえ方を
「世間の評判」と理解する考え方もありますので
商人らしい「計算」の上で
「売り手・買い手・世間の評判の3つのバランスを取っていかないと商売は発展しない」
と考えていたのかもしれません。
近江商人の時代から「世間の評判」は
商売をするのにとても重要だったといえます。
「評判」は、まさに「価値の交換」の一つであることを
示しているのではないでしょうか。
【仕事】とは 『価値を生み出し提供すること』です。
そして、【仕事として成立する事】は、
『生み出した価値を、何かと交換すること』です。
私は仕事を行なう上で 価値提供は
【お金】だけで交換するのではなく
【評価】や【喜び】も備わった交換で行いたいと考えています。
自分の好きな事で価値を生み出し提供し
それで収入を得、相手も自分も幸せになる。
【お金】だけを得る事だけを目的にするのではなく、
喜んでもらうという【評価】を得て
それを【喜び】と感じることができる自分。
それが 私の考える起業のスタイル、ビジネスの形です。
あなたは、どう考えますか?
ぜひ一度、しっかりと考えてみてくださいね
自分のビジネスの方向性も明確になると思います♡